オリウエラのイスラム教徒とキリスト教徒。レコンキスタ祭

アリカンテ県にあるオリウエラでは、7月中旬にレコンキスタ祭が行われます。この行事は、13世紀にキリスト教の軍隊が侵略し、サラセン人に勝利したことを記念するものです。ムーア人とキリスト教徒のパレードが行われ、街は色とりどりの華やかさと喜び、音楽で溢れます。 祭りの大本命である7月17日には、町の守護聖人であるサンタ・フスタとサンタ・ルフィナの行列や、オリウエラの旗（セニェーラ）であるグロリオサ・エンセーニャ・デル・オリオールを掲げたパレードが行われます。前夜祭では、城跡に松明がともされます。

展覧会：シモーヌ・ファタル。不信感の一時停止

ファタルは、彫刻や写真、絵画といった手段を使いながら典型的な人物像を形作ることで、シュメールのおとぎ話からアラビアの叙事詩までの歴史上の物語を現在によみがえらせています。彼女にとって時間とは、過去、未来、そして現在が混ざり合う、可塑性のある存在なのです。したがって、この展覧会は、ファタールの人類と歴史における個人の位置についてのビジョンに寄り添う機会となります。

パラダイス・フェスティバル（Festival Paraíso）

パラダイス・フェスティバルは、その名の通り、電子音楽ファンのための楽園を実現したいと考えています。そのため、広々とした休憩スペースやゲームコーナー、メインステージ、ダンスステージ、グリーンエリアの3つのステージが用意されています。また、電子音楽コンサートや舞台芸術・映像芸術のショーを楽しむための快適さを保証するために、定員を制限しています。健康食品もこのフェスティバルの対象です。

アラン渓谷ウォーキングフェスティバル

6日間にわたるアラン渓谷ウォーキングフェスティバルは、7月に開催されます。コース、起伏、所要時間の異なるハイキング活動が1日に５つ企画されます。アマチュアから熟練したハイカーまでの幅広い層が、合計３０あるルートの中から、ご自分に適したものを選択できるようになっています。アラン渓谷の壮大な山の風景を徒歩で発見できるガイド付きツアーに加え、この地域の文化、遺産、グルメをお楽しみいただけるアクティビティも企画されます。地元のチーズや腸詰製品の試食、渓谷にあるロマネスク様式の教会への訪問、温泉でのリラックスした入浴などは、その一例です。

オルメド古典演劇祭

2006年以来、毎年7月にこのフェスティバルが開催されると、オルメドは数多くの古典劇が上演される場となります。公演は、パラシオ・デル・カバジェロの屋外劇場とサン・ペドロ舞台芸術センターで行われます。毎回、ウィリアム・シェイクスピアやロペ・デ・ベガなどの作家の作品が複数上演されるほか、古典劇に関するコースや講習会、ご家族向けのプログラムも用意されています。

ビルヘン・デ・エルミターナを称える守護聖人の祭り

カステジョンの沿岸部に位置するペニスコラでは、9月になるとビルヘン・デ・ラ・エルミターナ（エルミターナの聖母）への思いを新たにします。この祭りの最も優れた要素は「ダンセ」です。「ダンセ」とは、この町の守護聖人に対する人々の献身を最大限に表現する舞踊のことです。遠い昔に起源を持つ踊りで、この土地に息づいていた武士や農民の伝統を呼び起こすものです。このショーは、「カステイ」と呼ばれる人間の塔で幕を閉じます。祭りの最後の数日間には、イスラム教徒とキリスト教徒のパレードが行われ、ペニスコラの通りはさまざまな色で満たされます。 ...

ハイキング・フェスティバル

ラ・パルマで最も美しいスポットを取り揃えた旅程によって、このハイキング・パラダイスを発見する機会です。 特にお勧めのツアーには、大崖のツアー、ラム酒のツアー、チーズのツアー、大西洋のシスティーナ礼拝堂のツアーがあります。 また、この3日間のツアーには、ラ・パルマの典型的な民族音楽のコンサートや展示も用意されています。

古楽週間

サンティアゴ巡礼の道の中心に位置する古代ローマ発祥の美しい街、エステージャには、古楽の愛好家が毎年訪れます。中世、ルネサンス、バロック音楽を専門とする国際的に著名なトップクラスの演奏家、室内楽団、ソリストが出演します。

国際セファルディー音楽祭

このイベントはもともと、スペインのユダヤ人街のネットワーク 「カミノス・デ・セファラド」のフェスティバルと呼ばれていました。スペイン系ユダヤ人文化のさまざまな伝統を掘り下げることができる集いの場となっています。この音楽ジャンルの国内外の演奏家によるコンサートと、スペイン系ユダヤ人に関する講演や会議が交互に開催されます。フェスティバルの開催中は、セファルディー料理専門の居酒屋でドリンクやお茶、クッキー、典型的な料理などをお楽しみいただけます。

ナイト・コンサート：セビージャのレアル・アルカサル庭園の夜

国内外のオーケストラによるリサイタルやコンサートが行われ、セビリアの夏を彩る文化イベントの一つとして定着しています。

サン・ロケを称える守護聖人の祭り

ポンテベドラ県のビラガルシア・デ・アロウサでは、8月中旬に「サン・ロケ（聖ロクス）を称える守護聖人の祭り」が行われます。10日間にわたり、ミサや、宗教行列における聖人像のお披露目といった宗教的な行事が実施されるほか、遊びの要素満載のイベントも開催されます。そうした遊び心のあるイベントの中でも、ひときわ目を引くのが「水祭り」です。数千人もの老若男女が「水！」と叫びながらビラガルシアの中心街の通りを歩いている間、近隣住民や消防士たちが参加者に水を浴びせかけます。チャランガ（マーチングバンド）の音楽と同好会ごとのお祭り騒ぎによって盛り上がるこの愉快なイベントには、2万人から3万人が参加します。 ...

ビリャブランカ国際ダンスフェスティバル

このダンスは、何世紀にもわたって、この町の守護聖人であるヌエストラ・セニョーラ・デ・ラ・ブランカ像の前で毎年踊られてきました。カルロス3世の命令で、宗教行列や教会の儀式での踊りがすべて禁じられたにもかかわらず、継続して踊られていたことが、このダンスの堅牢さと伝統の証しです。踊り手はグループになり、マニヘロ（グループのリーダー）が、ダンスを構成する9つのムダンサまたは変化のリズムを刻みます。中でも、羊飼い同士の出会いを象徴する最初のダンスと、かつてアヤモンテ侯爵夫妻がその下を通ったという、踊り手が棒を交差させるダンスが際立っています。

シウタデリャでの夏のクラシック音楽祭

またコンサートは、シウタデリャのソコロ教会の神学校回廊という、他にない場所で行われます。その質と多様性こそが、プログラムにおいて通常みられる特徴です。かくして、オペラや音楽、そしてオーケストラにおける有名人たちの演奏を耳にすることができるのです。アイノア・アルテタ、ジョアン・ポンスやフルート奏者クラウディオ・アリマンなどが、このフェスティバルにかつて登場したアーチストです。また毎年、メノルカ島室内楽オーケストラの演奏も行われます。

オウレンセのフォークロアフェア

毎年フェアでは、12組もの外国のグループが参加します。フェスティバルは、同市内にある主な劇場にて県立ダンス教室により全参加団体に向けて披露される、歓迎のパフォーマンスで始まります。イベントが開催される5日間、参加団体はアジャリス、バンデ、オ・バルコ、カルバジーニョ、カストロ・カルデラス、セラノバ、エントリーモ、マセダ、モンフォルテ・デ・レモス、オウレンセ、リバダビア、ア・ルーア、トリベス、ベリンとシンソを訪れ、野外で夜間パフォーマンスを行います。閉会式はオウレンセのマヨール広場で、全団体の参加とともに行われます。

プレクトラム・デ・ラ・リオハ国際音楽祭

プレクトラム（ピックのある弦楽器のグループ）のバンドで演奏される音楽をプロモートする国際的な集まりです。コンサートの他にフェスティバル中にログローニョ市作曲国際賞も授賞されることから、このコンサートではこの種の楽器の新曲発表も促されています。

トロエジャ・デ・モントグリ国際音楽祭

このイベントはサン・ヘニス教会で行われます。五大陸の伝統音楽を専門とする器楽・声楽グループが、夜に素晴らしいコンサートを開催します。また、各分野の第一人者を講師に招いた国際音楽解釈・作曲コースなども企画されています。

カスティージョ・デ・二エブラ演劇舞踊祭

約900人収容できるこの城の中庭で、有名なカンパニーによる質の高い演劇やダンスの公演をお楽しみいただけます。西ゴート族、アラブ人、キリスト教徒によって改築された古代ローマ起源の建築物という、ユニークな環境を知る絶好のチャンスです。

ビジャの夏

スペインの首都の夜を彩る夏のイベントで、市内各地で開催されます。コンサートや演劇、ダンスやサルスエラ、そして映画やオペラを含む文化やレジャーが提供されます。

国際フォークフェスティバル

このイベントは毎年夏に開催され、ルーツ・ミュージックの新しい風潮を担う国内外のグループが紹介されています。コンサートはトレ・ルシアで行われます。このフェスティバルは、著名なグループやソリストが参加することで、伝統音楽ファンのベンチマークとして定着しました。

アストゥリアスのアメリカの日

この盛大なパレードは、アメリカに移住した多くのアストゥリアス人が、夏になるとよく アストゥリアス に里帰りしていたことに敬意を表して生まれたものです。山車、民間伝承グループ、楽隊による色鮮やかなパレードには、ラテンアメリカ諸国、一部のヨーロッパ諸国、周辺地域の町の代表者など、約2000人が参加します。外交官、政治家、著名人などが参加するこの祭典は、車あるいは「ハイガ」と呼ばれる、移民が持ち込んだ巨大なアメリカ車による恒例のパレードで幕を開けます。

サン・フロイラン祭り

ルゴでは10月4日から12日にかけて「サン・フロイラン祭り」が開催され、その祝典は毎年、何百、何千人もの観光客を魅了しています。そのプログラムで特に目を引くのが祭りの中の2日間です。まずは10月5日に、守護聖人サン・フロイラン（聖フロイラン）を称える宗教行事が行われます。そして翌日の日曜日には、ガリシアの伝統衣装と民間伝承を称賛することを目的とした「オ・ドミンゴ・ダス・モサス」と呼ばれる行事が開催されます。この期間中、街の通りは、張り子の大頭のパレード、マーチングバンド、露店、マジックやジャグリングのショーなどで賑わいます。 ...

セルバンテス週間

セルバンテス週間は、セルバンテスが洗礼を授けられた日（1547 年 10 月 9 日）ごろに開かれ、各種の企画、講演、舞台劇やコンサートが用意されます。なかでも 2 大イベントとしては、「セルバンテスのグルメ大会」と「ドン・キホーテの市場」が挙げられます。セルバンテスのグルメ大会では、街のレストランによってドン・キホーテに出てくる料理にイメージしたメニューが提供されます。また、ドン・キホーテの市場では、街の歴史地区の中心に 16・17 世紀（スペイン文化の黄金時代）の伝統的な市場が再現されます。

建築週間

マドリード建築士会（COAM）の建築財団が主催するイベントで、多くの組織、企業、機関が協力し、建築に関するあらゆるプログラムを提供します。建物見学やガイドツアーから、展示会、会議、講演会まで行われます。また、子供向けのワークショップもあり、小さなお子様も遊び感覚で建築の世界に触れることができます。

エスタンパ国際コンテンポラリーアートフェア

エスタンパの主な目的は、スペインにおける現代アートのコレクション、国内外のギャラリー、スペインアートの促進することです。フェリアでは様々な促進プログラム、フォーラム、アクティビティなどが行われ、現代アートの場とコレクション市場の現在を深めることができます。また開催される特別招待プログラムでは、ヨーロッパ全土から個人コレクター、顧問、各機関のダイレクター、コレクションに関する専門家たちが集まります。

FIMTE。スペインの鍵盤楽器国際音楽祭

オルガンやクラヴィコードのような古い鍵盤楽器で演奏されるコンサートに加え、各種講座やワークショップ、そして展覧会もあるプログラムです。この分野における世界中のプロや専門家、そして楽器の製作者の出会いの場所であり、スペインの鍵盤楽器音楽の最新のニュースや研究成果を知ることができるのです。

カディス・イベロアメリカ演劇祭

舞台芸術をベースにしたショーを披露するスペインとラテンアメリカの劇団が一堂に会するイベントです。演劇の上演、舞台演出、そしてそれを補完する幅広いイベントが、この演劇祭のプログラムに盛り込まれています。

サン・ルカス祭り

一週間の間、街は活気と楽しさに満ち溢れ、音楽、典型的な屋台、文化的なアクティビティやショー、闘牛、そして首都に漂う素晴らしい雰囲気が楽める最適な期間といえます。

アルネドのサン・コスメとサン・ダミアンの祭り

レオン・スペイン音楽祭

1988年に誕生した定評のあるイベントで、回を重ねるごとに忠実なファンを増やしています。毎年、素晴らしい新人演奏家が発掘・紹介されることも特徴の一つです。現代音楽、新作、ラテンアメリカの作曲家のためのスペースとともに、演奏のバラエティと質が非常に高く、音楽愛好家にとって見逃せないイベントとなっています。これまでに、ソプラノ歌手のアイノア・アルテタやアナ・マリア・サンチェス、バイオリニストのマリキアン、ピアニストのジョセップ・コロンやミゲル・イトゥアルテなど、国際的に著名なアーティストが演奏してきました。

ビエナル・デ・フラメンコ

これは、フラメンコのコンクールに、歌から踊りまでこのスペイン独自の芸術の舞台を組み合わせた祭典です。このイベントのプログラムの選択と決定は、フラメンコ界の重鎮５人で形成される芸術委員会と、舞台とその他のクラス、会議、講演会やセミナーといった同時に行われる活動について意見する１０人の専門家による顧問委員会との合同で行われます。 ビエナルのプログラムはほぼ1ヶ月を通して続きます。対して“9月はフラメンコ”は、2週間ほどの開催となります。

カスティスのコンクール（人間の塔）

主要な「コヤス・カスタリェース（colles castelleres）」（カタルーニャ州の「カスタリェース」を組織する団体）が最長の激しい戦いとなる、感動的なタラコ・アレナ広場（旧プラサ・デ・トロス）の大会で集結します。「カスタリェース」はユネスコの人類文化無形遺産に登録されています。

ギター・バルセロナ

クラシックギターからジャズ、ラテンリズムまで、あらゆる音楽スタイルのプロのギタリストが一堂に会するイベントです。このイベントのために用意されたさまざまなステージで、ギター界の大物たちが演奏します。

トライアスロン：アイアンマン・ランサロテ、カナリア諸島

3.8キロメートルの水泳と180キロメートルの自転車レース、そして42キロメートルのマラソンからなるこの大会に参加するために、世界中からの競技者がカナリア諸島を訪れます。この競技大会では、また、アイアンマン世界選手権への60人の出場権が争われます。

FIB。ベニカシム国際フェスティバル

ベニカシムのコンサート会場で開催されるこのイベントは、数日間、スペインのポップロックとエレクトロニックミュージックというオルタナティブな世界から熱い視線が注がれる場となります。スペインで初めて登場したオルタナティブ音楽のフェスティバルとして大勢のファンを抱えているほか、現在、これと同様に成功を収めている他の多くのフェスティバルのモデルケースにもなっています。

ロス・レジェスの聖母の降下

聖母像は、赤と白の伝統的な衣装に色とりどりの帽子をかぶった踊り子と、チャカラスと呼ばれるカスタネットの一種や太鼓の音に伴われて登場します。エルミタ・デ・ロス・レジェス（島の最西部）から始まり、クルス・デ・ロス・レジェスでの昼食（ピクニック形式）を経て、夕方にバルベルデに到着するこの祭典には、島全体が参加し、数千人の人々が集まります。 祭りは1ヶ月間続き、その間、聖母像は島の最も重要な村々を訪れ、8月の第1土曜日に庵に戻るまで続きます。

トレド大聖堂のルミナ

50分間の見ごたえのあるパフォーマンスでは、アート、照明効果、ビデオマッピング投影、そして臨場感あふれる音楽が案内役となり、スペイン・ゴシック様式の宝石とも称されるこのモニュメントの内部を次々と紹介していきます。 「トレド大聖堂のルミナ」の醍醐味は、夜間見学ができるだけでなく、五感をまるごと刺激する旅をしながら、この寺院の歴史や本来の姿に迫ることができることにあります。戦略的に配置された10か所の投影スポットを通じて光と影が組み合わされ、誰も知らなかったような場所や観点を発見できるようになっています。